景気 sentiment 2005 10 8

 私は、「相変わらず、景気が悪い」と判断しています。
それは、こういうことです。
 私は、あちこちの総合スーパー(GMS)に行きますが、
そこで見るのは、デフレの最前線です。
 たとえば、1リットルの牛乳が、149円で売られています。
この値段では、GMSは、利益が出ないでしょう。
 最初は、期間限定の特売で始めたのでしょうが、
結局、無期限の特売となってしまいました。
(通常は、1リットルの牛乳は、198円で売られていると思います)。
 牛肉は、オーストラリア産の牛肉が、100グラム118円です。
これは、標準的な価格より、かなり安く、「お買い得品」でしょうが、
この販売価格では、赤字でしょう。
この特売も、期間限定と言っていますが、いつも、やっています。
 GMSは、こうした特売品で、客寄せをしているのでしょうが、
見ていると、消費者は、
特売の牛乳に、特売の肉、特売の野菜を買って帰ります。
 どうして、消費者は、こうなってしまったのか。
それは、大企業は別として、普通のサラリーマンは、所得が増えていないからです。
そういうわけで、いつも、特売品で節約することになります。
 いつも景気判断が間違ってしまうのは、
景気判断をしている人たちが、高級レストランや料亭で、飲み食いしているからです。
こういう人たちは、総合スーパー(GMS)の現場を見て歩くべきです。
































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